泣くとストレス解消になるのはどうして?
2016/09/11
あなたは最近いつ泣きましたか?

大人になると泣くことは減りますよね。
でも、 思いっきり泣いたらスッキリした!
ストレスの解消になった!という経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか?
最近は、涙を流してストレスを解消するという「涙活(るいかつ)」が話題になっています。
ではなぜ、泣く事でストレス解消の効果があるのでしょうか?
涙とストレス
リラックス&ストレス物質の排出
私たちの体には自律神経があり、交感神経と副交感神経がうまくバランスを取る事で心と体が安定しています。
そして、リラックスしている状態の時というのは、副交感神経が優位に働いている時です。
涙を流すことは、最も副交感神経が優位に働いている状態で、その結果として、脳がリラックスした状態になるのです。
例えば、赤ちゃんは泣くという事で、溜まったストレスを無意識のうちに解消しているといいます。
ストレス物質マンガン
涙は血液から作られています。
その際には、血液の約30倍もの濃度のマンガンが集められるそうです。
なぜこんなにマンガンが集まるのかは、まだよく分かっていません。
マンガンとは、体内で酵素を活性化させる重要な栄養素です。
しかし、一定量を超えて必要以上に溜まると、うつ病になるリスクが増えるストレス物質であり、感情が不安定になると言われています。
泣くことで出る涙は、余計なマンガンを体の外に排出してくれる役割も持ち、結果として泣く事で気分が落ち着くというわけです。
幸せ物質セロトニン
また、脳内では泣く事で幸福物質と言われる『セロトニン』が増えるという事も分かっています。
セロトニンはうつ病改善に使われる薬の主成分で、副交感神経を優位にし、安眠にも欠かせない物質。
泣いた後に、ぐっすり眠れるのはセロトニンの効果もあるのかもしれません。
快楽ホルモンのエンドルフィン
泣き終わった後には、「エンドルフィン」という神経伝達物質が、脳内で作り出されて、増加する事が分かっています。
エンドルフィンは「快楽ホルモン」「脳内麻薬」とも呼ばれていて、鎮痛作用があり、リラックスしている時や運動をした後で分泌される事でも知られています。
エンドルフィンを放出している時には、脳からα波が出て、リラックスした状態にあるといわれます。
ちなみに、エンドルフィンが作られるのは、感情によって涙を流したときだけだそうです。
効果的な泣き方
泣く事でストレスをリセットするには、ただ泣けばいい訳ではありません。
副交感神経を活発にする為には、『共感』する事が重要です。
・昼間よりも夜に泣く
体内リズムの関係上、活動的な昼は交感神経が優位に。
休息に入る夜には、副交感神経が優位になるという傾向があります。
体内時計のバランスを崩さない為にも、部屋の明かりを落として、薄暗くすると効果が一層高まります。
・1人になる
泣き顔を見られても構わない相手ならば、一緒にいても大丈夫だと思います。
しかし、基本としては一人で集中できる環境をつくる事が大切です。
携帯電話も電源を切って、SNSも閉じておくのを忘れないよう注意して下さい。
・涙を我慢しない
涙を流す事はストレス解消になります。
しかし、反対に涙を我慢する事はストレスになります。
自然に、流れるままに任せて泣きましょう。
子供の時は良く泣いていた人も、大人になると、泣くのは苦手になっていく人がほとんどかと思います。
泣きたい事があっても、涙は我慢、というような経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
泣くという事も笑う事と同様に、ストレス解消になります。
時には思いっきり泣いてみるのも良いかもしれませんね(^ ^)
