季節の変わり目に体調不良を起こす原因はコレ!この時期のオススメ対策。
2016/10/18
残暑もようやく落ち着いて、肌寒くなりましたね。
やっと秋本番といった感じですが、季節の変わり目に体調を崩すという話はよく聞きますよね。
その原因は寒暖差です。
寒暖差の大きい時期を把握しながら、体調不良と付き合い、改善するにはどうすればいいのでしょうか?
今回は、季節の変わり目の体調不良について見ていこうと思います。
季節の変わり目
よく「季節の変わり目には体調を崩す」といいます。
では、季節の変わり目とはいつを指すのでしょうか?
気象庁の区分では、3月~5月が春、6月~8月が夏、9月~11月が秋、12月~2月が冬とされています。
実際に言われる『季節の変わり目』とは、寒暖差が激しい時期の事を指し、1ヶ月で5度以上の変動がある期間は、3月~4月、9月~11月です。
6月~7月も変動幅は小さいですが、季節の変わり目といえます。
この時期は、毎日、朝晩の寒暖差も大きいので、体へ大きなストレスがかかります。
特に、3月~4月は就職・転職・部署移動・進級進学…など、環境の変化も多い時期であり、心への大きなストレスとなり、特にこの時期に体調不良を感じる人が多いのは、そういった要因もあるのです。
体調不良の原因
朝・昼・夜の寒暖差が激しかったり、昨日と今日の気温差があるなど、季節の変わり目に起こる体調不良。
その一番の原因は、気温の乱高下による自律神経の乱れで、いわゆる『自律神経失調症』です。
自律神経には、日中や活動時に働く交感神経、夜間やリラックス時に働く副交感神経があり、この2つの神経は、体温・発汗の調整、呼吸、循環、代謝などを司っています。
激しい寒暖差は、頻繁な体温・発汗の調整をしなくてはならず、交感神経と副交感神経のバランスが崩れる「自律神経の乱れ」を引き起こしてしまうのです。
その他の原因には、ストレスや生活リズムの乱れ・睡眠不足、ホルモンの影響などが挙げられ、このような原因の上に寒暖差がダメ押しとなって、自律神経を乱しているという事があります。
体調不良の種類
人によって症状も様々です。
複数の症状が同時に出る事が多い、同じ症状が継続するわけではないなど、症状は日々変化します。
代表的な症状
頭痛
頭全体が痛い、偏頭痛、締め付けられるような痛みなど、人により様々で、頭が重いと感じることもあります。
肌荒れ
乾燥やかゆみ、ニキビや敏感肌になったり…肌荒れの種類も多岐にわたります。
自律神経が乱れると、発汗機能が正常に働かなくなると言う症状が出るため、その異常が肌荒れを引き起こしている可能性もあります。
めまい・耳鳴り
めまいや耳鳴りも代表的な症状のひとつ。
ひどい人はメニエールを発症することもあります。
まぶたの痙攣、疲れ目の症状が治らなかったり、耳鳴りや耳の聞こえが悪くなることもあります。
倦怠感・眠気
疲れやすい、常に疲れている、だるく力が入らない、重く感じらるなどの症状はありませんか?
寝つきが悪い、起きられない、眠りが浅いなどの症状もよく見られます。
気分が落ち込む
気だるく、情緒不安定で憂鬱になり、細かいことでくよくよしてしまい、立ち直ることが中々できません。
面倒くさい、やる気が起こらない、自己嫌悪になるという負のループに陥ることもあります。
腹痛
胃痛や胃の不快感、腸の不調により下痢と便秘を繰り返す過敏性腸症候群など、腹痛の症状も様々あります。
口の痛みや渇き、唾液の分泌異常、味覚障害、嘔吐する、過食・拒食など、消化器官などの異常も多く見られます。
季節の変わり目対策
寒暖差の激しい季節の変わり目は、体と心のストレスを減らして、自律神経を整えるよう努めましょう。
そのためのオススメ対策をご紹介します。
いつもより多めの睡眠
免疫力を上げるためには、睡眠が最も重要です。
睡眠中は副交感神経が優位に働き、体や心の疲れを癒やします。
生活リズムを整える
規則正しく早寝寝起きし、出来るだけ決まった時間に食事を摂るようにしましょう。
体内時計を整えることで、交感神経と副交感神経のバランスが取れるようになります。
リラックスタイムを設ける
少しぬるめのお風呂にゆっくり浸かったり、照明を落とした部屋で静かに過ごしたりなど、体と心をリラックスさせることで、副交感神経が優位に働くようになります。
運動の習慣
1日5分のストレッチでも構わないので、毎日少しずつ運動するようにしましょう。
しかし、急に激しい運動をはじめるのは逆効果なので、無理のない範囲で、生活に運動を取り入れると良いでしょう。
栄養バランスに配慮
ビタミン、ミネラル、カルシウムなどはの栄養は自律神経を整えます。
偏った食事はNGなので、きちんと3食、栄養バランスの取れた食事を摂るよう心がけましょう。
ご紹介したもの以外にも、自分の好きな方法でストレス発散することも大切です。
また、この時期の寒暖差には、カーディガンなどの衣類を羽織るなど、調整できるように予め準備しておくとよいでしょう。
体調を崩してしまった時には、しっかり休養をとり、無理をしない事が大切です。
寒暖差の大きいこの時期、上手に体調管理をして体調不良にならないように気をつけましょう。