長引く夏バテは危険!増える9月病の改善方法。
2016/09/07
夏の暑さも和らぎ、すっかり秋らしくなったこのごろ。
夏バテが長引いているという方はいませんか?
もしかしたら、9月病になっているのかもしれませんよ?
環境の変化についていけなくなる「5月病」は一般的な言葉ですが、最近では、9月病という言葉を聞く機会も増えています。
9月病とは
もともと9月病は、夏休みが長いヨーロッパなどで、休みが終わってもなかなか仕事モードに戻れない人が陥る状態を指していました。
日本では、春からのストレスと、蒸し暑い夏に体力を消耗し、心身に不調が出ることを、9月病と呼んでいます。
夏休みに、今の環境などを考えて不安になることも、9月病の1つのタイプといえます。
9月病の症状
5月病と同じく抑うつや無気力、疲労感、不安感、焦りなどがあげられ、うつ状態からくる不眠や過眠が現れることもあります。
秋の初め寝つきが悪かったり、朝早く目覚めるのは、9月病の前兆かもしれませんよ!
早めの対処で、うつ病などの病気になる前に改善しましょう♪
不眠の原因
主にストレスが挙げられます。
その日のストレスは、原則として眠る前に解消しましょう。
寝る前1時間は、楽しめる趣味や読書、静かな音楽の鑑賞などをすると良いでしょう。
ただし、興奮したり集中し過ぎるのは逆効果なので、注意して下さい。
また、38~40度のぬるめのお風呂に20~30分入る事で、心身ともにリラックスして寝つきが良くなります。
寝床についてもストレスを感じる人は、リラックスするための呼吸法を実践してみましょう。
これは世界保健機関(WHO)が勧めているものです。
呼吸法のやり方
3秒カウントしながら、鼻からゆっくり息を吸い、おなかを膨らませます。
次に、3秒カウントしながら鼻からゆっくり息を吐きます。
息を吐き終わったら3秒間、呼吸を止めましょう。
これを5分間繰り返し、最後に息を吐きながら「リラックス」と自分に言い聞かせて終了です。
悩まず考えて問題を解決
悩むとは、答えが出ないのに堂々巡りで思いわずらうこと。
悩むよりも、目覚めたときに答えが出ている追想法(レミニセンス)を試してみましょう!
エジソンやノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹博士も、追想法を行って問題を解決していたそうですよ!
追想法のやり方
枕元にメモ帳を用意します。
寝床に入ったら、今問題になっていることの枠組みを考え、どのように解決したいかハッキリさせます。
これだけで、寝ている間に記憶が整理されて、新しいアイデアが浮かびやすくなるんだそうです。
起きた時に浮かんだアイデアは、メモ帳にメモしておきましょう。
休日は寝過ぎない・夜更かししない
毎日、睡眠時間を確保できるのが理想ですが、そうもいかないのが現実です。
なので、1週間単位で睡眠時間を調整してみましょう。
平日は仕事などがあるので、睡眠時間は短くなりがち。
その代わり休日は長めに眠り、睡眠不足を解消しましょう。
しかし、休日に寝過ぎるのは逆効果です。
ダラダラ眠っても質の悪い睡眠が続くだけで、疲労は回復せず、さらに起きてからも頭がスッキリせず、充実した休日を過ごせません。
休日でも、平日の起床時間に+2時間、それ以内に起床しましょう。
起きて活動しても眠気が強ければ、昼寝などをとって、夜は平日よりも少し早めに眠ると良いです。
休日に夜更かしや朝寝坊をしていると、仕事の日の朝がとてもつらくなりますよ。
トリプトファンで鬱気分を解消
脳のセロトニン神経は気持ちを穏やかにし、落ち込んだり、キレたりしないように調節してくれます。
9月病ではセロトニンが不足するので、セロトニンの原料となるトリプトファンをなるべく摂取するように心がけましょう。
トリプトファンは、人の体内で作れない必須アミノ酸の一つ。
牛乳や乳製品、豆・豆製品、バナナ、アボカド、肉類、スジコ、タラコに比較的多く含まれています。
朝食をとる習慣がない人は、バナナと牛乳だけでも摂るのがオススメです。
注意点としては、トリプトファンはサプリメントで摂取すると、健康被害が起こることがありますので、十分気を付けましょう。
また、目を覚ましてくれるセロトニンは、夕方から夜になると睡眠ホルモン・メラトニンに変化します。
朝食でトリプトファンを多く摂取すると、グッスリ眠れて目覚めも良く、日中の気分も落ち着き、とてもスッキリと過ごせますよ。
9月病というあまり聞きなれない言葉ですが、この9月病になっている人は少なくないようです。
夏バテが長引いてるなと感じる方は、9月病かもしれませんよ!
症状を確認して、改善策を試してみて下さいね(^ ^)