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ホルモンバランスの乱れの原因と改善策!

2016/10/18


ホルモンバランスの乱れの原因と改善策!

 

女性の体調は『女性ホルモン』に左右されます。

 

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その為、『ホルモンバランスが乱れると体調が悪くなる』という事を聞いたことがある方も多いと思います。
では、『ホルモンバランスが乱れる』とは、そもそもどういう状態をいうのでしょうか?

今回は、ホルモンバランスの乱れで現れる症状や、改善方法などについて見ていこうと思います♪

 

 

女性ホルモン

生理周期を管理・調整するための物質で、大きく『エストロゲン(卵胞ホルモン)』と『プロゲステロン(黄体ホルモン)』の2つがあります。

 

エストロゲン

生理後〜排卵前までに多く分泌される、『妊娠出来るようにするホルモン』です。

卵巣内の卵胞を成長させ、排卵を促したり、子宮内膜を厚くする働きがあります。

 

プロゲステロン

排卵後〜生理までに多く分泌される、『妊娠の準備をするホルモン』です。

受精卵が着床しやすいように子宮内膜の厚みをキープしたり、妊娠を維持しやすいように体温を上げたりする働きをします。

 

 

ホルモンバランスの乱れとは

ホルモンバランスの乱れとは、エストロゲンとプロゲステロンが、正しく分泌されていない状態の事を指します。

量・期間の問題、もしくは両方の場合がありますので、見ていきましょう。

 

量の問題

分泌量が過剰に多かったり、少なかったりする状態の事です。

 

期間の問題

本来減少する時期に増加する、または、本来増える時期に増えていない状態です。

 

どちらの場合にも、エストロゲンとプロゲステロンの分泌量が、理想的な状態とは違っています。

 

症状

ホルモンバランスの乱れは様々な症状を引き起こします。

 

主な症状

・月経異常

正常な生理周期からずれ、生理周期が長い・短い、月経時の出血量が多い・少ないという異常が現れます。

放置していると、排卵が起こらないる『無排卵』を引き起こし、不妊症になる可能性もあり、妊娠しにくい体になりやすくなります。

・月経前症候群、PMS

ホルモンバランスの乱れは、精神的にも身体的にも不快症状を引き起こし、その症状を悪化させてしまいます。

精神的にイライラしたり、憂うつになったり、腹痛などの体の痛みを引き起こすこともあります。

生理前の不快症状が日常生活に支障をきたす様になると、「月経前症候群(PMS)」と診断され、治療が必要になる場合もあります。

 

 

・生理痛(月経困難症)

頭痛などの生理痛の症状も重くなります。

個人差はありますが、正常であれば、生理痛の痛みはそれほど酷くはなりません。

『毎月生理痛に悩まされている』という人は、ホルモンバランスが乱れている可能性があります。

生理痛も、日常生活に支障をきたすような重い症状になると、「月経困難症」と呼ばれ治療が必要になります。

 

 

・不正出血

子宮内膜を維持する必要がある時期にプロゲステロンの分泌量が少ないと、子宮内膜の一部が剥がれる事があり、それが体外に排出されるので、不正出血が現れます。

 

原因

エストロゲン、プロゲステロンは共に、脳の視床下部からの指令を受けて分泌されますが、うまく指令を出せなくなる、あるいは卵巣が正常に機能していないと、ホルモンバランスが乱れてしまいます。

 

・ストレス

脳の視床下部はストレスに弱く、精神的・身体的に過度なストレスがかかると指令がうまく出せなくなります。

仕事などでストレスを感じたり、疲労が蓄積していると、ホルモンバランスが乱れてしまいます。

 

・生活習慣の乱れ

生活習慣が乱れていると、脳の視床下部の機能が弱まります。

睡眠不足や食生活の乱れ、運動不足、喫煙など、不健康な生活はホルモンバランスを乱す原因ですので、気を付けなければなりません。

 

・冷え

体が冷えると血行が悪くなり、卵巣や子宮が冷えてしまい、卵巣や子宮がうまく働かなくなります。

これでは脳の視床下部が働いていても、ホルモンバランスが乱れてしまうのです。

 

・卵巣の病気

卵巣に腫瘍などが出来ていて、正常に機能しなくなっている可能性もあります。

卵巣は病気になっても自覚症状が現れにくいので、ホルモンバランスの乱れなどをきっかけに発覚することも珍しくありません。

十分に注意する必要があります。

 

・加齢

歳を重ねると共に、卵巣の機能は衰えていきます。

一般的に、30代後半頃から急激に低下を始めますが、ストレスのかかる生活や不摂生を続けていると、20代でも卵巣の機能が低下してしまうこともありますので気を付けましょう。

 

改善方法

改善するには、生活習慣を改めることが一番といえます。

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できる事から生活に取り入れることをオススメします。

 

・早寝早起き

夜更かしは精神的、身体的にもストレスになります。

毎朝太陽の光を浴び、暗くなったら眠りにつくという規則正しい生活リズムを心がけて下さい。

 

・ストレス解消の時間

ストレスはホルモンバランスを乱す大きな原因です。

出来るだけストレスが掛かることは避けるようにしましょう。

仕事など、どうしても避けられないという事も多いので、普段から趣味を楽しんだり、友達と遊ぶ、のんびり過ごす時間などを作り、ストレス解消の時間を持ちましょう。

 

・睡眠時間を確保

十分な睡眠はストレスを溜めない為にも欠かせません。

女性ホルモンは寝ている間に分泌されます。

忙しくても出来る限り睡眠時間は確保するようにして下さい。

 

・バランスのよい食事

野菜不足で肉中心の食事をしていると栄養バランスが偏り、ホルモンバランスを乱します。

また、過度なダイエットでの食事制限も、卵巣に十分な栄養が行き渡らず機能低下を引き起こします。

『葉酸』と『マカ』は、ホルモンバランスを整える効果が期待でき、妊娠しやすい体作りの基本にもなり、人気です。

不妊症の女性が飲む事も多いですが、忙しい人も毎日手軽に続けられるのでオススメです。

 

・軽い運動をする

体を動かす事で血行が良くなり、筋肉量も増え代謝も上がります。

激しい運動をする必要はなく、週1~2回のウォーキングやストレッチなどを始めてみると良いでしょう。

 

・血行改善

血行を良くすると、体の冷えが改善されます。

短時間でも、毎日湯船に浸かって体を温めることが大切です。

これからの時期は特に、お腹周りに腹巻やカイロをつけるなど、子宮を温めましょう。

 

・禁煙

喫煙は血管が収縮して血行が悪くなり、卵巣や子宮の機能低下を引き起こしやすくなります。

受動喫煙も悪影響がありますので、家族にも禁煙、もしくは遠くで吸ってもらうようにして下さい。

 

・飲み過ぎない

過度な飲酒はホルモンバランスの乱れに繋がります。

量を飲まない、冷たいお酒を控えるなど、体に悪影響を及ぼさない飲み方を心がけましょう。

 

ひどい時は受診しましょう

ホルモンバランスの乱れが酷くなると、頭痛などの症状が悪化、更には、病気を引き起こすこともあります。

目には見えませんが、様々な症状となって体に現れるので、変化を見逃さないように気を付けましょう。

 

また、不快症状に悩まされている時は、遠慮せずに婦人科を受診することをオススメします。

原因がわかれば、対処もしやすくなり、薬を使って改善することも可能です。

 

 

いかがでしたか?

女性の体調を左右するホルモンバランス。
女性特有の『ホルモンバランスの乱れ』はあらゆる病気を引き起こす可能性があります。

症状がツライ時、ツラくなくても不快な時には、我慢せずに早めの受診、対処を心がけて下さいね。

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