台風16号 連休明けに九州に接近
非常に強い台風16号は、暴風域を伴いながら沖縄県の先島諸島の北の海上を北へ進んでいます。
気象庁によりますと、非常に強い台風16号は、17日午後7時には与那国島の北北西およそ150キロを1時間に20キロの速さで北へ進んでいると見られます。
中心気圧は940ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートル。
中心の東側110キロ以内と西側70キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いており、警戒を呼び掛けています。
この台風16号は、連休明けの20日にかけて強い勢力を維持したまま、九州にかなり接近し、21日から22日にかけては、西日本から東日本を縦断する恐れがあります。
広い範囲で雨風ともに強まり、大荒れの天気となる恐れがあり、警戒が必要です。
速度は時速20キロから25キロと遅く、大雨や暴風など影響が長く続く恐れがありますので十分に注意して下さい。
先島諸島では、このあとしばらく局地的に雷を伴い、1時間に50ミリの非常に激しい雨が降る恐れがあり、18日夕方までに降る雨の量は多いところで150ミリと予想されています。
波の高い状態も続く見込みで、気象庁は、大雨による低い土地の浸水や土砂災害、暴風、高波などに厳重に警戒し、広い範囲で落雷や突風にも十分注意するよう呼びかけています。