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美肌に老化防止、認知症予防まで!ゴマの持つパワーとは!?

2016/10/21

胡麻和えや、ドレッシングなどの様々な料理に使われているゴマ。

 

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ゴマは、昔から健康食・美容食として広く親しまれてきた食品の一つです。
そんな、昔から愛されていたゴマには、驚くべき多くの効能が含まれています!

 

今回はゴマの持つ様々な効果について見ていこうと思います♪

 

 

胡麻

私たちが普段『ゴマ』と呼んでいる小さな粒は『一年性植物ゴマ(学名:Sesamum indicum)』の種子で、食品分類上はアーモンドやカシューナッツと同じ種実類に分類されます。

この種子部分を搾って作られたものが、ごま油です。

 
原産地はアフリカのサバンナ地帯で、紀元前3,000年以前の古代エジプトではすでに栽培され、薬効をもつ食品と考えられており、医学文献に効用が記されていたそうです。

現在でも、栄養価が高くWHO(世界保険機構)も健康のための食品として推奨している食材です。

 

「胡麻」という呼び名は、「胡国から伝わった麻の実に似たもの」であることが由来と言われています。

(※現在中国では胡麻ではなく芝麻と呼びます。)

 

 

美肌・ダイエット効果

皮膚の新陳代謝を活発にすることが、美肌になる為の近道です。

そのために必要な栄養素は、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、ナイアシン、たんぱく質などと様々で、バランス良く摂取するのも大変です。
しかし、ゴマには美肌のために必要な栄養素のうち、ビタミンC以外の栄養素が全て含まれており、ビタミンCが含まれている食材と一緒に摂取するだけで、体内でコラーゲンを合成しやすくなり、美肌効果も大きくアップします!

 

また、ゴマに含まれる『セサミン』がペルオキシソームを活性化し、「脂肪を分解する働きをする物質」の代謝を高めるのだそうです。

 

さらには、『ゴマリグナン』には肝臓で脂肪の分解を促進し、脂肪を燃焼しやすくする働きもあります。

 

美肌効果とダイエットには、とても心強い食材なのです。

 

二日酔い

アルコールに弱い成人男性で、『セサミン』を1日当たり100mg、1週間つづけて摂取した人と、『セサミン』を摂取しなかった人では、飲酒後顔面の温度の変化にどの程度の違いがあるのかを調べた実験があります。

 

初めは、『セサミン』の摂取に関わらず、顔面温度が上昇しました(顔が赤くなる)が、30分もするとセサミンを摂取していたグループは、顔面の温度が下がるのが速いという結果が出ました。

つまり、『セサミン』を摂取している人は、飲酒で顔が赤くなっても、酔いがさめるのが早いのです。

 

もちろん、これはお酒に強い人でも同様で、『セサミン』にはアルコール分解を助ける働きがあります。
ゴマ食べてからお酒を飲むと、二日酔いになりにくいのです。

 

認知症予防

ゴマには、様々な種類のポリフェノールが含まれています。
その中で、もっとも抗酸化作用の効果が高い成分が、よく耳にする『セサミン』です。

 

『セサミン』は、ゴマに、特に多く含まれている抗酸化物質で、脳を傷つける活性酸素を抑える働きがあり、アルツハイマー病の予防にも効果的です。

また、動脈硬化防止など様々な病気の予防や防止、豊富に含まれるビタミンEも脳血管性認知症を予防することにも役立ちます。

セサミンとビタミンEが抗酸化作用となり、脳を活性酸素の悪影響から守ってくれるのです。

 

 

生活習慣病予防

食品に含まれる脂肪は、肉や乳製品に多い飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸(リノレン酸)の2種類があります。

飽和脂肪酸は、コレステロールの元凶となりますが、不飽和脂肪酸はコレステロールを溶かし、体外へ押出してくれます。

 

ゴマには、100g中52gもの脂肪があり、リノール酸やリノレン酸などの不飽和脂肪酸が、多く含まれているので、コレステロールを押し出して、生活習慣病を予防することも期待できます。

 

 

便秘予防

食物繊維が豊富に含まれているゴマは、便を柔らかくしてカサを増す事で、スムーズに直腸へ送る働きがあります。

便秘の予防や解消にとても効果的です。

もちろん、ゴマばかりではなく、ごぼうサラダにゴマを混ぜる、海草にごまを振りかけるなど、他の食品と組み合わせて食べると、効果も格段にアップします。

 

 

ゴマの種類

大きく分けると『黒ゴマ』・『白ゴマ』・『金ゴマ』の3種類に分かれます。

基本的な栄養成分には、ほどんと違いはありません。

しかし、漢方(薬膳)の考え方では作用が若干異なるとされています。

 

【黒ごまの効果・特性】

薬膳的には腎に作用するとされており、肝臓や腎臓の機能低下に有効と考えられています。

黒ごまの皮には、ポリフェーノールの一種であるアントシアニンが含まれています。

3種類の中では、鉄分やカルシウムの含有量も高いので、抗酸化作用を期待する場合や、ミネラル補給源として摂取する場合に適しています。

 

【白ごまの効果・特性】

薬膳的には肺に作用するとされており、呼吸器系や皮膚に良いと考えられています。

黒ごまに比べ脂質が多く含まれています。

ゴマリグナン(セサミン)の摂取に適しているとも言われ、ホルモンバランスを整える場合や、骨粗鬆症予防には白ごまの方が有効と言われています。

 

【金ごま(茶ごま)の効果・特性】

薬膳では、豆腐と一緒に食べると胃腸虚弱や便秘の解消に良いとされています。

他の2種類よりも脂質が多く含まれ、タンパク質やミネラルなどの含有量はやや劣りますが、香りやコクなどの風味の面で優れており、ごま油の原料として利用されるのも主にこの種類です。

 

調理のポイント

ゴマの外皮は消化が悪く、そのまま排泄されてしまいます。

その為、擦ったり叩いたりして利用することをオススメします。

 

貧血予防や、鉄分補給源としてゴマを利用する場合には、植物性鉄分の吸収を高めるビタミンCと、造血に必要とされる葉酸(緑黄色野菜など)・ビタミンB12(魚など)を合わせて摂取するとより効果的です。
また、抗酸化成分の『セサミン』はビタミンEとの相性が良く、合わせて摂取することで血中ビタミンE濃度が増加します。

 

更に、ゴマは加熱したほうが抗酸化作用が高まるとも言われていますので、抗酸化作用をより高めたい方は、加熱しての使用をオススメします。

 

 

 

いかがでしたか?

あの小さなゴマには、実に色々な効果が含まれています。

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美肌、アンチエイジング、便秘解消、生活習慣予防、更には認知症予防まで。

 

手軽に摂取しやすい食材ですので、今日からゴマをひと振り加えてみてはいかがですか?(^ ^)

きっと、健康に、美容に良い効果を発揮してくれるのではないかと思いますよ♪

 

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