生活 雑学

カビにアルコールが効く!?その驚きの効果

カビにアルコールが効く!?その驚きの効果

 

カビは、梅雨の時期だけではなく、冬にも結露などによって増殖します。

カビ対策は、意外にも年中しなければならないやっかいな存在なのです。

 

畳やフローリング、衣類や食べ物などどこにでも発生します。

そんなカビに、一番効果があると言われている薬品がアルコールスプレー。

 

gahag-0039556186-1

しかし、アルコールスプレーと一言で言ってもたくさんの種類があり、種類によってはあまり効果を得られないようです。

 

そこで今回は、カビに対して効果が高いアルコールスプレーの使い方、種類について見ていきましょう♪

 

 

 

カビにアルコール

アルコールには、カビに効果的なものと、そうでないものがあります。

 

 

カビに効かないアルコール

『カビには、アルコールが効く』と言って、家にあるアルコールスプレーをかけていませんか?

それは本当に効果がありますか?

実はアルコールスプレーには、カビに効くのもと、効かないものがあるのです。

 

 

アルコール除菌スプレー

アルコール除菌スプレーをカビが生えた時に、使っている方も多いと思います。

しかし、アルコール除菌スプレーは、カビの根絶には効果がありません。

きれいな机などに吹き付ければ短時間は清潔に保たれますが、長時間ではあまり効果がありません。

しかも、カビの根絶や予防にもならないのです。

 

 

 

無水アルコール

もう一つ有名な無水アルコール。

無水なら薄めてないし、強力と思われるかもしれませんが、実際はあまり効果がないのです。

無水アルコールは、アルコール除菌スプレーよりも効果はあります。

しかし、効果があるのは吹き付けたその時だけなのです。

時間が経てば、またカビが増殖を始めてしまいます。

 

 

では一体どのアルコールを使えば、カビに効果があるのでしょうか?

 

 

 

無水エタノール

無水エタノールとは、消毒用のアルコールのことです。

無水エタノールには2種類あり、99%の無水エタノール、80%の消毒用の2つ。

ドラッグストアなどで簡単に手に入り、高価なものではありません。

99%エタノールが、無水エタノールと呼ばれるもので、80%エタノールが、水で薄めた消毒用のエタノールです。

 

無水エタノールは水で薄めてないので、カビへの効果が高いと思われがちですが、実際には、水で薄めた80%エタノールのほうが効果があります。

また、エタノールはカビのたんぱく質を分解してくれるので、カビの根を分解し根絶してくれます。

ただし、漂白の効果はありません。

漂白したい場合には、塩素系の漂白剤を使用して下さい。

 

80%エタノールは、カビの根を分解してくれるだけでなく、今後のカビ予防にも効果的なのでオススメです。

 

 

エタノールの使い方

無水エタノールも、消毒用エタノールもドラッグストアなどで、簡単に購入できます。

無水エタノールを、80%に薄めて使うことも出来ます。

エタノールの殺菌作用が一番効率よく得られるのは、濃度が80~75%のものとされています。

 

《使い方》

まず初めに、カビを見つけたら固く絞ったきれいな雑巾で拭き取ります。

乾いた雑巾で拭いてしまうと、胞子が空気中に飛び散り、気付かないうちに部屋中の散ってしまうので注意が必要です。

また、汚れた雑巾を使うと、カビの胞子と混ざって他の雑菌も増殖してしまいますもで、きれいな雑巾を使いましょう。

 

エタノールを、最適な濃度にしたら100円ショップなどで購入できるスプレーボトルに移し替えます。

広範囲に吹き付けることができ、そのまま保存することも可能です。

 

固く絞った雑巾で拭き取ったあとに、カビの気になる場所や予防したいところへ吹き付けます。

電化製品の場合は故障の原因になるため、きれいな乾いた雑巾へ吹き付けて拭き取りましょう。

 

 

 

注意点

エタノールは引火しやすい薬品です。

台所など火の気がある場所では使わないようにしてください。

また、電化製品に使う際は雑巾へ吹き付けてから、軽く拭き取ると効果的です。

使用する際には、カビの胞子を外へ逃がすのにも効果があるので、部屋の換気を行うようにしましょう。

 

漂白剤を使用する場合には、必ずエタノールが乾いてから使うようにしてください。

薬品同士が混ざると危険ですので、混ざらないように注意が必要です。

 

残ったエタノールはスプレーボトルのまま冷暗所で保管できます。

そのまま次回もすぐ使うことが出来て便利です。

 

 

 

 

いかがでしたか?

一口にアルコールと言っても、カビへの効果が大きく違うようです。

除菌には向いていても、カビには効かないものなど様々あります。

 

カビは年中生える可能性があるので、どんな場面でも使えるエタノールを置いておくと、とても便利でオススメです。

場面によって、アルコールやエタノールを使い分けをすると良いでしょう。

梅雨時期じゃないからと、安心している人は、この機会にカビの除去と対策をしてみてはいかがでしょうか。

-生活, 雑学
-, , , , , , , , ,