フッ素は危険!?その効果と危険性。
2016/08/20
みなさんは歯磨き粉に何が含まれているかご存知ですか?
CMでも「フッ素で虫歯予防」と謳われているように、虫歯予防にはフッ素が効果的とされています。
WHOでも認められているフッ素とはそもそも良い物質なのか?
その効果と危険性について見てみましょう。
●歯磨き粉に含まれるフッ素
毎日行なっている歯磨き。
あなたの使用している歯磨き粉にはフッ素は入っていますか?
私たちの歯磨き粉には「良いもの」として添加されてきました。
しかし、「フッ素入り歯磨き粉は危険」という安全性を今一度考える意見が話題となっています。
果たしてフッ素は本当に人体に有害なものなのでしょうか?
●効果は?
実は、歯磨き粉だけではなく、飲料水や食品からフッ素を体内に取り込んでいるのです。
フッ素は虫歯予防にいろいろな効果をもたらします。
なので、フッ素配合の歯磨き粉を長期継続的に使えば、虫歯予防率は高まると言われてきました。
落としきれなかったプラーク(歯垢)が作り出す虫歯の原因菌の働きを弱め、プラーク(歯垢)が作る酸の量を抑制します。
また、歯から溶け出したカルシウムやリンの再石灰化を促し、歯の表面を酸に溶けにくい性質に修復する効果があります。
●フッ素が持つ危険性とは?
フッ素を摂りすぎると、吐き気や腹痛などの中毒症状が現れると言います。
子どもの虫歯予防のために歯医者さんはフッ素塗布を推奨しており、現に世界保健機構(WHO)でもフッ素は虫歯予防に有効で、適量であれば人体への深刻な被害はないと言われています。
歯に少量を塗るだけなら無害ですが、フッ素を大量に飲み込むと有害だと言われています。
非常に微量であれば大きな害はありませんが、多量だと人体にとって非常に毒性の強い化学物質であるということです。
例えば、フッ素は殺鼠剤の主原料として用いられていたり、19世紀のヨーロッパでフッ素研究者の多くが毒性の強さから研究中に死亡や、重症を負ったりしていることから、人体に危険性があるものとされているのです。
大量に飲んでしまうと、吐き気、腹痛、下痢などの急性中毒。
関節痛や運動障害などを引き起こす骨硬化症などの慢性中毒があげられます。
その他にも、ダウン症児の出生など現時点では解明されていませんが、関係が示唆されている症状もあります。
●危険なフッ素濃度
自然界にもフッ素を含む飲料水や食べ物はたくさんあります。
飲み水や緑茶などに含まれるフッ素濃度は0.1〜0.8ppm。
りんごや大根には0.2〜1.9ppm。
牛肉や魚には2.0〜20ppm。
日本の成人では毎日およそ0.5mgほどのフッ素を食品や飲み物から摂取しています。(ppmとは濃度の単位で1,000ppmは1g中1mgのフッ素が含まれていることを示します。)
ではフッ素濃度はどの程度が危険なのでしょうか?
急性中毒量は体重1kgあたり2mgと言われています。
なので、誤って飲んでしまったとしても、多量でない限り安全性に問題がないとされているようです。
●歯磨き粉のフッ素含有量
では、日々使っている歯磨き粉に含まれるフッ素はどのくらいでしょうか?
市販で売られている虫歯予防磨き粉に使用されるフッ素濃度は、およそ950〜1,000ppmと言われています。
通常は、飲み込まずにうがいをします。
万が一、高濃度のフッ素を飲み込むと、胃の中で毒性の強いフッ素水素酸に変わり、血液に入り込み全身に流れていくと言われています。
成人では90%が尿中に排泄され、残りは骨に沈着するようです。
しかし、子どもは成人よりも排泄が少ないので、30〜40%が骨に沈着すると言われ、フッ素の害を受けやすいと考えられています。
フッ素の使用の是非については賛否両論あります。
それを選択するのは、手にする自分や大切な人です。
まずはフッ素という物質を知り、それとどう付き合っていくのかを考えて、毎日使う歯磨き粉選びをしましょう♪
自分に合ったものを探してみてくださいね(^ ^)