ニュース 生活

飲酒運転摘発件数 九州は増加

警察による飲酒運転の摘発件数が全国的に減っている中、九州7県(沖縄県を除く)の合計が、2015年は増加に転じたことが警察庁のまとめで分かった。

image

 

 

2006年に3児死亡飲酒運転事故が起きた福岡県は、前年比で100件以上増加。

警察関係者から事故の教訓の風化を懸念する声が出ている。

 

警察庁によると、15年の九州の摘発総数は3374件で、前年と比べて196件の増加。

県別では福岡のほか、佐賀と鹿児島が50件以上の増加。

長崎は微増だが、2年続けて増えており、ほかの3県は減った。

 

警察は、10年前の3児死亡事故を機に取り締まりを強化。

翌年から飲酒運転の罰則も重くなったことで全国の摘発数は06年の12万5176件に対し、07年は7万4331件と急減。

その後も減り続け、ここ数年は2万件台で推移している。

 

九州も全国と同じ傾向で、近年は06年の4分の1程度まで減っていたが、15年が増加に転じたことに加えて、16年の上半期(1~6月)は1708件と、既に15年の半数を上回っている。

 

福岡県警交通指導課は「取り締まりと予防啓発活動を強化し、飲酒運転撲滅を呼び掛けたい」としている。

 

-ニュース, 生活
-, , , ,