生命保険は必要?加入前に知っておくべきポイント
2016/08/15
現在、生命保険に加入している人は約9割と言われています。
何となく必要かな?
知人や家族に勧められて何となく。
など、必要性を十分に考えずに、生命保険の契約をしてしまっている人が多いのも現状なのではないでしょうか?
必ず誰もが必要なものではありません。
しかし、必要とする人が多いのも事実です。
生命保険は一般的に必要だとされていますが、本当に必要なのか分からないという人もいると思います!
そこで、今回は生命保険の必要性について見ていきましょう♪
◼︎生命保険の役割
生活の中には、死亡や病気、ケガなど予期しない事で経済的に生活が困難になることもあります。
いつ起きるか分からないけど、いったん起きると、まとまったお金が必要となる。
そんな場合に備えておくのが生命保険です。
生命保険とは自分や家族を守る「生活保障」の手段の一つと言えます。
必要な保障内容を確認し、目的に合った保険の種類を選んで契約することが大切です。
正しい知識を身につけて、上手に生命保険に加入しましょう。
◼︎生命保険の仕組み
大勢の人が公平に保険料を負担しあい、いざという時に給付を受ける「助け合い」「相互扶助」の仕組みで成り立っています。
医療保険等もこれと全く同じ考え方です。
この世の中に全く役に立たない保険は一つもありません。
しかし、自分に合っていない、あるいは勘違いをしていて役に立たなかった…という事はあるかもしれません。
初めて生命保険の加入を考える場合は、基本的な考え方を理解してから入られることをオススメします。
◼︎なぜ必要?
生命保険は、万が一の場合に備えて加入をするものです。
日本の社会保障制度は充実しており一定の保障は受けられますが、十分ではありません。
なので、その時に役に立つのが生命保険なのです。
◼︎生命保険以外の保障
死亡した場合、生命保険以外にも保障が受けられるケースがあります。
・遺族年金
家族の大黒柱であるご主人に万が一のことが起こった場合、遺族に支払われる公的年金制度のひとつが「遺族年金制度」です。
遺族年金だけで生活費の全額が賄えるわけではありませんが、生活費の基本となります。
遺族年金の支給額は、加入している社会保障制度・家族構成によって受け取れる金額は異なります。
・住宅ローンの団体信用生命保険
住宅ローンには団体信用生命保険が付加されており、住宅ローンの支払いが免除されます。
民間の金融機関の多くは、この団体信用生命保険の加入を住宅ローン借入れの条件としています。
万が一の場合には、保険料は銀行負担となり、保険料支払いは免除となります。
持ち家で住宅ローンに団体信用生命保険が付加されている場合には、ご家族の住まいは確保できます。
・会社の福利厚生
会社によっては福利厚生で社員が死亡した際には、残された遺族に給付金が支払われることがあります。
退職金制度がある会社は、死亡退職金として支払いを受けれるケースがある場合もありますので、会社の制度を確認しておきましょう。
◼︎ライフステージ毎の保障
生命保険は年齢や家族構成によっても、用意しておく保障も変わります。
ライフステージによって、保険の見直しが必要となってきます。
・独身
近い将来の結婚や出産を控えており、確実に貯蓄していくことが大切になります。
病気・ケガで入院したときのための「医療保険」を中心に考えると良いでしょう。
死亡保障については、葬儀代として200万円~300万円あれば十分だと考えます。
生命保険には貯蓄ができるものもありますので検討してみても良いと思います。
・夫婦のみ
まだ子供がいない場合は、万一の際に、相手に迷惑がかからない程度の備えをしておきます。
共働きの場合は、保障はそれほど大きくは必要ありません。
将来の貯蓄をすると良いでしょう。
・子どもが生まれた場合
一番保険が必要とされる人です。
自分が万一のとき、家族が生活していけるように保障を選びます。
特に、一家の大黒柱の人は、子供が小さいほど高額な死亡保障が必要となります。
「収入保障保険」や「定期保険」を活用して、うまく高額保障を確保しましょう。
注意点として、この時期は子供の将来の学費に備え、早めの貯蓄計画も必要になりますので、長期的な収支バランスを考えていかなくてはなりません。
夫婦で優先順位やバランスを考えて話し合い、無理をせずに必要な保障から揃えてみましょう。
・子供が独立した場合
高額な死亡保険は必要ありません。
葬儀代や死後の整理に必要となる資金のみを確保すると良いです。
この場合、一生涯保障の「終身保険」がおすすめです。
また、相続対策でも保険を活用できます。専門家に相談してみるのも良いでしょう。
医療保障はあったほうが安心です。
続けてきた医療保険などがある場合、そのまま継続してください。
未加入の場合は医療保険で、無理なく保障を確保すると良いです。
ある程度の預貯金があれば、無理に医療保険に加入する必要はありません。
・生命保険が不要な人
例)
・貯蓄が十分ある人
・生命保険以外の保障で対応できる方
生命保険に加入している人は多いですが、必ず誰しもが必要というわけではありません。
国の社会保障だけで安心というわけにはいかないのも現状なので、万一に備えて、生活していける生命保険に加入しましょう。
一概に生命保険と言っても、それぞれの考え方やライフプランによって違います。
あくまで万一の場合の保険ですので、無理に加入する必要はありません。
生活の負担にならないように貯蓄とのバランスを考えての加入をオススメします。