雑学

パパも産後うつになる!?「パタニティブルー」の理由と解決策

2016/09/21

待ちに待った我が子の誕生。

赤ちゃんとの楽しい毎日が始まると期待が膨らみますね。

 

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しかし、産後にママが育児ブルーになった。という話はよく聞きます。

いわゆるマタニティブルーや、産後うつ言われるもので、一般的にホルモンバランスや環境の変化によるものが原因だと言われています。

 

その一方で、パパも育児ブルーになる事があるというのをご存じですか?

あまり聞きなれない言葉かもしれません。

今回は、最近注目されている『パタニティブルー』についてご紹介していきます。

 

 

パタニティブルーって?

パパの産後うつである『パタニティブルー』。

可愛い我が子が産まれて、とても幸せなはず。

それなのに睡眠障害や頭痛、口の渇き、胃痛などの身体症状が出たり、不安やうつ状態に陥って、苦しんでいるパパが今増えているんです。

 

パタニティーブルーは、マタニティブルーより少ない10%前後と言われていますが、近年のイクメンブームにつれて、増加しつつあると言われています。

 

パパが陥るジレンマ

パパは“産後”じゃないよね?

どうしてそんな事になるの?と不思議に思う人も多いと思います。

 

その要因は次の通りです。

 

1)生活の変化

我が子の誕生後は、今までの生活が一変します。

赤ちゃんの夜泣きなどで、眠れない日もあれば、お世話に時間を取られて疲れが取れない…なんて事もしばしば。

今まで、夫婦2人で過ごしていた大人中心の生活から、一気に子供に合わせた生活になります。

 

更には、小さな命を預かっている責任の重さも加わります。

その心理的負担は、ホルモンバランスの変化がないパパにも当然あるのです。

 

2)夫婦の時間が減る

子供が産まれてママが忙しくなる為、寂しさを覚えることも原因の1つであると言われています。

ママからすれば、パパが二の次になるのは当然です。

しかし、パパにとっては違うようで、、、夫婦の会話も減り、夜の営みも疎かになることで心の距離が離れたと寂しさを感じてしまうこともあるんだとか…。

また、ママが産後にうつ状態に陥ることで、同調してしまうケースもあるようです。

 

3)仕事と育児のバランス

子育てに参加したいと意欲的で、育児休暇を取ろうと奮闘するパパであればあるほど、子育てへのジレンマは大きくなります。

日本の男性の育児休暇取得率は低く、2011年に2%を越えたものの、2012年には再び1%を切ってしまいました。

社会的な認知や基盤が整っておらず、まだまだ狭き門と言えます。

たとえ育児休暇を取得する事が出来たとしても、その次に待っているのは「夫が働き、妻が育児をする」という固定観念に基づいた世間のへんけんです。

長期休暇をとる事によって、キャリアへの影響を懸念し、将来に不安を感じる人が多いことは、男女ともに共通のジレンマのようです。

 

 

主な原因のいずれにしても、個人差が大きいです。

その為に、パタニティブルーの原因を特定するのは、非常に難しいと言われています。

 

 

 

コミュニケーションが鍵

パタニティブルーに陥らない為に大切なのは、妊娠中から産後の生活についてイメージしておく事と言われています。

やはり、生活の変化に対して、ある程度の心構えをしておくだけでも、感じ方は大きく変わるようです。

そして、もう1つは、パパとママがお互いの気持ちを話し合って、一緒に分かち合うこと。

これが最も大切なことです。

 

これぐらいは当たり前。

我慢しなくてはいけないな。と、葛藤があったとしても飲み込んでしまうことが一番の問題となるのです。

パパもママと同じ1年生。

母性や父性は赤ちゃんと一緒に育っていくものと考えて、すべての事に当たり前はないんだ。と思ってちょうど良いのかもしれませんね。

 

 

何よりも大切な事は、産まれてきた我が子とパパ、ママ、みんなが笑顔で過ごせることです。

産後は今までの生活が一変し、何かとバタバタ、時間に追われる事も多くとても大変ですね。

 

1日のうちに15分でも良いので、夫婦でコミュニケーションを取れる時間と、一人で過ごす“自分の時間”を作ってみてはいかがですか?

 

今までの様にはいかずとも、少しの時間でパパもママも気持ちに余裕が生まれるかもしれませんよ(*^^*)

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