足のダルさの原因はまさかの病気!?原因をっ知って正しい対処を!
2016/11/07
足のダルさの原因はまさかの病気!?原因をっ知って正しい対処を!
誰もが一度は経験したことがある、足のダルさ。
日常で良くあることなので、足が多少ダルくても特に気にしないという方は多いと思います。
しかし、足がダルいと体が重く感じたり、動くのが面倒になりがちです。
横になってばかりでは、解消されるどころか酷くなってしまうケースもあります。
また、足のダルさから睡眠不足になり、体調不良や様々な病気を引き起こす原因となることもあるので、なるべく早く解消するのが良いでしょう。
そこで今回は、足がだるくなる原因や解消法について見ていきましょう♪
足のダルさ
足がだるい原因には以下のものが考えられます。
原因
疲労の蓄積
足を使うスポーツをした時や、長時間歩き続けた場合などには、疲労物質と呼ばれる『乳酸』が体内で生成され、足がだるくなります。
筋肉の張り
デスクワークなど、長時間同じ姿勢を取っている事で、筋肉が凝り固まってしまいます。
筋肉が固まると、足に流れた血液を心臓に戻す働きが衰えてしまうため、老廃物が足に溜まっていくので、ダルさを引き起こしてしまいます。
冷えによる血行不良
下半身が冷えると血行不良を引き起こし、血液が上手く巡らなくなるため、足のダルさを感じることがあります。
この場合は、冷えを解消してあげるとダルさも収まります。
病気
足のダルさが一時的であれば、それほど心配はいりません。
一時的なものではなく、長期的にだるい(慢性化している)場合には、病気が原因の可能性があるので注意が必要です。
中でも気を付けたいのが「下肢静脈瘤」。
心臓から全身に血液を送り出す動脈と、全身を巡った血を再び心臓に戻すための静脈があります。
静脈を流れる血は老廃物を含んでいるので、血液が逆流しないようにある弁がありますが、それが壊れてしまい、血が溜まって足に瘤ができるのが、下肢静脈瘤です。
皮膚が黒ずみ、かゆみや痛みが起こる、また、潰瘍になる場合もあるため、早期に治療することが大切です。
下肢静脈瘤は、女性に多い病気で、妊娠回数が多いほど発症のリスクが高まると言われ、美容師など長時間立ちっぱなしの職業の方に多いのが特徴です。
すぐできる解消法や対処法
足がだるくて眠れないなど、手っ取り早くダルさを解消するには、ストレッチがとても効果的です。
足の筋肉が張っていたり、落ちていたりすると、心臓に血液を送る力が弱くなるので、老廃物が溜まりやすくなります。
この原因を解消するのが、ストレッチの目的です。
《やり方》
足を前後に開き、爪先を正面に向けます。
前足の膝に両手を置いたら、そのままゆっくりと曲げましょう。この時、後ろ足のカカトが上がらないようにして下さい。
両足を伸ばしたら、次に同じ体制のまま後ろ足の膝も曲げてください。これで足首の筋肉もほぐれます。
次に座って片ヒザをおり、伸ばした方の足の爪先を掴んで、体の方へ引っ張りましょう。
両足ともに行ってください。
ストレッチのポイントは、動作にゆっくりと時間を掛けること、動作をしている時に呼吸を止めないことです。
足の筋肉を刺激することで、血液の流れを良くして、足のだるさを解消します。
ツボ
足のだるさを解消するには、ツボ押しも効果があると言われています。
そこで足がだるい時に効くツボを見ていきましょう。
足三里
ヒザの皿の外からくるぶしに、指4本分下がったところにあります。
むこうずねの外側にあるくぼみの部分です。
親指をあてて、押しこむようにツボを押して下さい。
承山
ヒザから足首までのちょうど中間地点にあるツボです。
両手でふくらはぎを掴むようにして、中指で押しましょう。
承筋
ふくらはぎの最もふくらんだ部分の中心。
親指をあてて、初めは弱めに押し、だんだんと強めに押すようにしましょう。
湧泉
足の裏の中心よりも、少し前方のくぼんだ部分です。
親指でしっかりと押してください。
効果的なマッサージ
マッサージは、足のダルさの解消だけでなく、リンパ液の流れを良くするので予防にも繋がります。
誰でも簡単にできる、足のダルさを解消するリンパマッサージの方法を見ていきましょう。
《やり方》
座った状態で、足の裏や足の甲を親指で押していきます。
強めに押す必要はないので、足の裏と甲全体をまんべんなく押してください。
次に同じ様に、足首からふくらはぎに掛けて親指で押していきます。
筋肉のコリをほぐすように押しましょう。
次は、足首からひざの裏に掛けて上下に擦り、ひざ裏を少し指で押したら、ひざから足の付け根までを同じように上下に擦っていきます。
最後に、足の付け根を外側から内側に向かって擦って終了です。
予防法
足のダルさの主な原因に、筋力の少なさが考えられます。
特に、ふくらはぎは「第二の心臓」とも言われており、ふくらはぎの筋力が弱いと心臓まで血液を送り返せなくなり、老廃物が溜まるので足がダルくなります。
日頃からウォーキングやジョギングなど、足の筋肉量を増やすと、足のダルさのを予防に効果的です。
また、長時間のデスクワークや立ち仕事をしている人は、足のだるさを解消するために、着圧ストッキングなどを就寝時に履いて寝るのも良いと思います。
足に掛かる圧力を変えることで、重力で下に溜まってしまった水分や老廃物を効率よく心臓へと戻る働きを促してくれますよ。
いかがでしたか?
足がダルいからと動かないことで、リンパ液や血の巡りが悪いままになると、症状の改善は難しいでしょう。
特に、むくみもある場合には、老廃物が溜まっていることが原因の可能性が高いので、マッサージやツボ押しなど意識的に行うことで、リンパ液や血の巡りを良くしましょう。
だるさが長引く場合には、早めに病院を受診するように注意してください。